不登校の子はエネルギー消費が大きい

こんにちは!ぽちママです。

私は数ヶ月前から分子栄養学に興味を持っていて、時間がある時はその類の本をよく読んでいます。

その中でつい先日、気になる内容がありました。

脳は「知的作業」よりも「喜怒哀楽」といった情動の方がエネルギー消費が大きい、という内容。

学校に通って勉強している子たちに比べ、不登校の子は圧倒的に勉強時間は少ないと思います。 でも不登校本人の中で「喜怒哀楽」の情動は相当あると思います。

一般的に見ると学校に通っている子たちのほうがエネルギーを消費しているように見えますが、もしかしたら不登校で家に籠もっている子たちも負けず劣らずエネルギーをたくさん使っているのかもしれません。

よく不登校の子たちは心のエネルギーが空っぽになったと表現されます。 しかしこれは心だけではなく、体のエネルギーが空っぽになっている可能性もあるなと思いました。 微かなことで心を揺さぶられ、エネルギーを消費し、空っぽになる。 家に帰っても食事が喉を通らず、眠りさえ十分に取れなくなり、辛うじて食べたものはエネルギーとして蓄えられる前にまた別の情動によって消費されていく。

学校に行けなくなれば家庭内の空気が悪くなり、それが自分のせいだと自分を責める。 家族に対して理不尽だと思っていたことが噴出してくれば、家族に対し過去の出来事にまで遡ってひたすら怒りの感情を顕にする。 将来に対する不安を打ち消せるわけもなく、日々不安に襲われる。

不登校になる子どもたちは元々繊細でこだわりが強いため、情動が働きやすい。 その分エネルギーを沢山消費し、エネルギー不足に陥り、それを気合で乗り越えようとすることでメンタルダウンを起こし、更にエネルギーが枯渇するという負のスパイラルになっているのではないかと思いました。

だとすれば私が息子に出来ることは、ひたすらに栄養を与え、眠れるようにしてあげること。

今出来ていないことを指摘せず、出来ているところだけを拾い集め、自分がここに居ても良いのだという安心感を植え付け、まずは食事ができる状態にまで持っていくこと。 心の栄養である安心と自己肯定感、そして体のエネルギーである食事の両方が揃って初めて、やっと空っぽになったコップに栄養という水が貯まり始めるのかもしれない、そう思いました。