息子の転換性障害 回復まで

こんにちは!ぽちママです

今日は息子の転換性障害発症から再び歩けるようになった時までの概要を記事にします

〜〜転換性障害とは〜〜

転換性障害という病気をみなさんご存知でしょうか? 一言でいうと、ハイジのクララです。

『クララが立った!!!』

というあのセリフ、この世代の方ならほとんどがご存知のはず・・・。

大好きなお母さんが家を出て行くのを引き止めようと追いかけたクララ。 幼かったクララは玄関で転んでしまいます。 お母さんはそんな可哀想なクララを振り返ることもなく、そのまま家を後にしました。

そしてクララはそのまま立ち上がることができず、車椅子生活になってしまいました。

心の問題を体に転換して症状を出すこと、それが転換性障害です。 体に転換することで、よく言えば心が助かります。 問題を直視すると自分の心が壊れてしまう・・・。 それを守るための防御的な反応だとどこかで読みました。

有名な方だと、上皇后様も転換性障害を患ったことがおありだとか。 症状は声が出なくなること。

転換性障害でも症状は様々ですね。

〜〜息子の転換性障害発症から歩けるようになるまでの経過〜〜

我が家の息子の話に戻ります。

息子が転換性障害を発症したのは小学6年生の2月です。 小学校最後の授業参観日の朝、家で発症しました。

さっきまで自分の足で立っていたのに突然立てなくなり、足もほぼ動きません。 正直この時は息子の言っていることが信じらせず、嘘をついていると思っていました・・・。

それから約1週間後、器質的な問題がなかったため消去法で転換性障害と診断されました。

相変わらず歩けない、立てない息子ですが、学校には行かせました。 疾病利得があっては治りが遅くなると医師に言われたからです。

約1ヶ月後にあった卒業式も車椅子での参加でした。

〜〜立てた!!!〜〜

卒業式が終わり、中学校の入学式まで少し長い春休み。 歩けなくなってから2ヶ月弱、入学式の5日前に突然立てるようになりました。

家の中では座ったまま移動していた息子がベッドの前で

『今日は自分でこれが出来るようになりたい』

と言いました。

自分の足の力で足を動かし、ベッドに上がりたいと言うのです。

歩けないことは自分にとって不都合、だから歩けるようになりたいと気持ちを前進させた日でした。

もうすでに夜の10時を超えていましたが本人の気持ちが前向きなうちにと思い、 家族全員で息子の気持ちに寄り添い、サポートし、 なんとそこから1時間で壁や人に支えてもらえば歩けるようになり、 夜中の2時まで近所を父親にサポートしてもらいながら歩きました

幸い入学式までに松葉杖も購入できたため、一学期は松葉杖でなんとか乗り切りました。

〜〜完全自力歩行〜〜

息子が完全に自力歩行したのは松葉杖で歩けるようになってから4ヶ月ちょっとたった頃です。 この日は息子が楽しみにしていたドラクエのイベントに参加するため東京旅行に出発する日。

朝、出かける準備をしていると、

『お母さん、見てみて〜』

と息子。

なんと、支えを必要とせず、自分で10歩ほど部屋の中を歩きました! そのまま旅行は松葉杖さえ持って行かず、一日中歩き回りましたが頑張れました。

そしてその日以来、一度も松葉杖は使っていません

転換性障害発症:2018年2月中旬

立てるようになった日:2018年4月上旬

完全自力歩行:2018年8月中旬

以上が息子の転換性障害回復までの概略です。

次の記事では息子のリハビリで効果的だと感じたものを書きたいと思います!

最後まで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!