学校に行かなくていいからこそ元気な息子

こんにちは!ぽちママです

息子は最初、腹痛により学校に行くことができなくなりました。 次の日も、そのまた次の日もお腹は痛いまま。 最初の2週間ほどは「明日は行ける?」「休みが続くと次が行きづらくなるからなるべく早く学校行かないとね」「今日はお腹の調子どう?少しは良くなった?」など登校の意思確認をし続けました。

その頃は息子も「行かなければ・・・」という思いがあったと思います。 行かなければいけないのにお腹が痛くて行けない、そういう状況でした。 もちろん色んな病院にもかかりました。 その度に薬を処方されましたが一向に快方には向かわず、時だけが過ぎていきました。

1ヶ月ほど経った頃かな?明らかに腹痛が和らいできたのは。 ですがもうその頃には息子がハッキリと登校を拒否するようになっていました。

いや、きっと息子は自分でハッキリと登校を拒否できるようになったからこそ腹痛が治りだしたのだと思います。

登校を目標に腹痛を治そうとしていたら、きっと息子は治らなかった学校に行きたくない、そのためには登校できるほど元気になってはいけない。

そういう思考が無意識のうちに働いていたのではないでしょうか。 学校が嫌だから腹痛になったという【原因論】ではなく、学校に行きたくないから腹痛になったという【目的論】。 その目的論で考えると、復学のために腹痛を治すなどありえないのです。 学校に行かなくても良くなったような雰囲気があるから腹痛が治まりだした、そういうことなんだと思います。

とりあえず体調不良が治まり、精神的にもエネルギーが貯まったあと、本人がどういう活動を始めるかは個人差があると思います。 元気に学校に戻ろうとする子もいれば、息子にように学校以外の道で進もうとする子もいます。

どちらしせよ言えるのは、不登校当初は登校を目標とした何かをしない方が良いということ。 体調管理も生活リズムも、現在の生活を変えたくて起きている症状だと考えれば、その症状だけを治そうとしても到底無理なんだと思います。

おそらくは無意識の中に目的があって体調不良になり、生活リズムが崩れている、そう思います。