ゲームやネットの時間を制限することは子どもの学ぶ機会を奪っていると思う 〜香川県ゲーム条例〜

こんにちは!ぽちママです。

香川県で4月に施行された子どものインターネット・ゲーム依存症対策条例に対し、基本的人権を侵害しているとして高松市の親子が香川県を提訴することが明らかになりました。

前から何度もブログで書いていますが、私もこの条例には反対です。 そもそもゲームやネットに偏見をもっているし、そして何よりも子どもをバカにしすぎ。 「お前たちはバカだから大人の言うことを黙って聞いておけ」と言っているように感じます。

なぜそう思うかというと、それは一年半前の自分がそういう思考の持ち主だったからです。 もしその思考の私が香川県に住んでいたら、きっとこの条例を盾にとって子どもをコントロールしようとしたと思います。 ・ゲームもネットもくだらないことばかり、得るものなど殆どない。 ・学校の時間、宿題をする時間、自主勉強をする時間、食事の時間、お風呂の時間、寝る時間、それ以外の時間でやるべき。 ・一部の天才ならここから何かを得るかもしれないけど、うちの子たちは凡人だから普通に与えられた勉強をしっかりさせなければならない。 そう考えていました。

今考えるととんでもなく偏った考えだと思う。 そして本当にこの思考から抜けることが出来てよかったと思う。 もしこの思考のまま子どもたちに接していたら、我が子との関係は最悪なものになっていたと思うし、何より子どもたちの将来を潰していたと思うから。

息子はゲームやネットを通して音楽にも興味を持ち、いつもオーケストラが演奏している音楽を聞いて心を潤すようになりました。 ネットで公開されている小説を読んで色んな読み物にも触れるようになりました。 好きなゲーム実況者が一人暮らしをして自炊をしていることを知り、同じようにしてみたいとキッチンに立つようにもなりました。

子どもは大人が考える以上にゲームやネットから色んなものを吸収します。 保護者の方々は是非この安直な条例に流されること無く、子どもが大人になった時の未来を想像して子どもの好奇心や学びを応援してあげてほしい、そう心から思います。