不登校からひきこもりにさせないために 〜親の不安の落とし穴〜

こんにちは!ぽちママです

今日は息子が不登校になった当初、
不安に感じたことや、その不安を払拭したことを記事にしたいと思います。

息子が不登校になった当初、何が一番不安だったか、
それは「ひきこもり」の始まりなのではないかということ。

外に出ず、社会と断絶し、大人になっても働かず、親に生活を頼り、
親は死ぬ間際まで子供の心配をする。
そして3歳下の妹に負担がのしかかる。
そういう不安を抱きました。

なんとか学校に復学させて普通に働ける人生を、と思いました。

だから最初は学校に戻すための努力をしました。
強制的に学校に連れて行くようなことはしなかったものの、少しずつでも復学に向かうように無理のない範囲で話をしてみたり、復学に向けた本を読み漁って実践してみたり。
学校になかなか行きそうにないと分かると、次は勉強だけでも続けるように説得したりもしました。
今は学校に行かなくてもいいけど、将来的にそれでは生きていけなくなると話してみたり。


でも途中で気がつきました。

不登校の息子にとって不登校当初は
「真っ暗で出口も見えず、
 右も左も分からないトンネルを
 たった1人で不安に怯えながら迷っている状態」。

出口があるのかさえも分からない不安なトンネルの中にいる息子に
「将来どうするの?」なんて言っても分かる訳がない。
余計不安になって、その場でしゃがみ込むだけ。

考えてもみてください。
可愛い我が子がたった1人で不安に怯えながら足元も見えない、出口があるかどうかも分からないトンネルの中で迷子になっているんです。

本当に、現実的にそんな状況になったとしたら、
せめて足元くらいは照らしてあげたい、親ってそう思うもんじゃないですか?

なので私は息子の足元を照らす努力をしてみました。

具体的には、
・息子の言葉にならない不安をそのまま受け入れること
・学校に行けなくなったということを認めてあげること
・心が苦しいということを認めてあげること
・この苦しみがずっと続くわけではないということを伝えてあげること
・親は子供が不登校でも平気だというハッタリをかますこと(笑)
・子供が夢中になれることにとことん認め、付き合うこと
・子供に「あなたはこんなに良いところがある」と伝えてあげること
・子供の好物を食べさせてあげること
・今不要な躾をやめること(姿勢も、ペンの持ち方も、返事の仕方だってどうでもいいです)

そうしているうちに、少しずつ子供も笑顔を取り戻しました。
そして少しずつ、外出することに抵抗が少なくなっていきました。
今は「不登校」ではあるけれど、「ひきこもり」ではありません。

息子自身が自分の価値を見つけ、トンネルに出口があることに気がついたようです。

復学を目標にした対応だったらきっとまだ息子は出口を見つけていないと思います。
だって元々集団生活には不向きだから。
自分の気質を作り直すことなんて出来ない。

親が不安になってその不安を子供に向けてしまうと、
子供は自分を責め、親を責め、さらに殻に閉じこもると思います。
まさしく落とし穴です。

親は平気だとハッタリをかまし、子供をドーンと受け止めましょう
我が子が自分だけの出口を見つけられるよう、
足元を照らしてあげること、
それをすることで親の不安も払拭できました