「外向性」という価値観からの解放 〜不登校の息子〜

こんにちは!ぽちママです

今日は息子が私を解放してくれた話を記事にしたいと思います。


私が何から解放されたか、

それは「外向性」という価値観

私は団塊ジュニア世代です。
大量生産、同一性、協調性、集団意識、連帯責任、我慢、忍耐、
それらのものが強く求められた世代です。
なにせ親が団塊世代ですしね。
親の世代も、私たちの世代もとにかく「母集団」が大きく
その中で外向性が求められ、生きてきました。


「大きい母集団の中で外向性を発揮できる人間が優れている」

そんな価値観。

でも今はそんな価値観からは綺麗に解放されました
外向性が高い人、内向性が高い人、それは人それぞれで優劣ではない。

外向性が高い人は外向性が求められることを仕事にすればいいし、
内向性が高い人は内向性が求められることを仕事にすればいい。


それぞれの気質にあった仕事をして、それぞれが幸せに感じる生き方をすること。
人と一緒にいることに安心や幸せを感じる人、1人の時間に安心や幸せを感じる人。

何に幸せを感じるか?それは心が幸せだと感じるかどうか。
それはその人によって違う。

そんなこと当たり前のことなのに、私は思考停止していたので気づきませんでした

その停止していた思考回路を再起動してくれたのが息子の不登校

HSC という気質、不登校という選択、息子が好きなことに集中する力、
それらを全部受け入れ、息子のやりたいことをサポートしてきたところ、
少しずつ息子に笑顔が戻り、やる気が戻り、今では前向きに新しいことに
チャレンジして、ワクワクの毎日を過ごしています。

本当に幸せそう

学校に通っていた時とは別人。
自分の人生を歩み始めた表情をしています。
あぁ、もう本当に脱皮。
そして私も一緒に脱皮



不登校になって半年くらいたった時に、

「子は親を救うために「心の病」になる」

という本を読みました。



子は親を救うために「心の病」になる (ちくま文庫) [ 高橋和巳 ]
子は親を救うために「心の病」になる (ちくま文庫) [ 高橋和巳 ]

正直これを読んだときはそれほど実感はなく、あまり参考にはならないかな?と思いました。

ですが今思えば、息子のおかげで私は私自身をがんじがらめにしていた価値観から解放されました。
解放されて初めて自分がこの価値観で自分を苦しめていたことに気がつきました。


親が苦しんでいることは、そのまま子供に投影されるのかもしれません。
その子供に対応することで親自身の苦しみが浮き彫りになり、
親も救われるのかもしれません。


もしお子さんが不登校や難しい対応を迫られるような状態になったとしたら、それは親自身が救われるチャンスかもしれませんね