ゲーム障害 〜北風と太陽〜

こんにちは!ぽちママです。

今日はゲームについて、あくまで我が家での内容について思ったことを記事にします。



息子は小学4年生から「マインクラフト」というゲームをやっています。
(以下「マイクラ」)

小学5年生からはプログラミングスクールに通い出したので息子個人のパソコンを持つようになり、それからは余計に「マイクラ」にのめり込む日々でした。


そして小学6年生の時、「ゲーム障害」という疾患がWHOで提唱されました。


当時はまだ学校に通っていた息子ですが、家にいるほとんどの時間を「マイクラ」に費やしていました。
小学6年生の12月ごろからそれはさらに顕著になり、週に1日くらい、学校を休むようになりました。

私と主人はこれはゲームのせいだと思い、ゲームについてのルールを作りました。
30分勉強したら30分ゲームができる、夜9時までにはゲームをやめる。
ありがちなルールです。

しかし息子はゲームを止めることが出来ませんでした。
隠れてするなどはしないのですが、止めるように伝えてもパソコンにしがみつく感じで何も答えずにひたすらゲームをやり続ける。。。

正直見ていて怖いくらい。
これはもうゲーム中毒だ、今すぐにやめさせないと大変なことになる!
そう思いました。

そんな日々が続き、私も主人もどんどん息子に厳しくなっていきました。
ゲームのこと、勉強のこと、生活態度のこと。
それはそれは毎日が恫喝の嵐で家庭内の空気もとても悪い状態でした。

そんな中での転換性障害


正直確かにゲーム中毒と言われてもおかしくはない状態だったのだと思います。

しかしそれはゲームが息子をゲーム中毒にしたのか、それとも私たち保護者の不適切な子育てがゲーム中毒にしたのか。。。それを最近よく考えるようになりました。
なぜなら今、不登校になっている息子は以前ほど強迫的にマイクラをやることはなく、表情も明るく、私たち家族ともよく話し、よく学ぶから。


何が息子を変えたのか、
それは私と主人の息子との関わり方
だと実感しています。

昔は私も主人も「北風」でした。
ひたすら強い風を吹き付け、コートを飛ばそうとしていました。
だから旅人はコートを吹き飛ばされまいと、さらに強く握りました。

今は「太陽」になりました。
コートが不要なくらいに暖かく照らすことで、旅人は自らコートを脱ぎます。


息子も同じだと感じました。
そもそも最初から息子の好きなことを認め、寄り添っていたならば、ここまで気持ち悪いくらいにゲーム中毒にはならなかったのではないかと。。。

息子はHSC です。
外に出ると不快な刺激、苦労、気疲れ、そこからくるストレスが人一倍多い気質です。
そうなると人一倍、心の休息が必要。
その休息を私たちは奪おうとしていたのだと悟りました。
奪われまいと、息子はさらに必死にゲームにしがみつきました。

なのでゲーム障害だと思われるお子さんには、先にゲームを取り上げるのではなく、その子のストレスの原因を探り、寄り添い、お子さんがゲーム好きなら是非保護者の方も一緒にゲームをして楽しんであげてほしいと思います。


長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。