毒親だと気づけた人は本当の毒親ではないと言ってもらえた話

こんにちは!ぽちママです。

会社の同僚(40歳独身男性)が最近気付いたらしいのです、自分の両親が毒親だってことに。

それに気付いたのが今回のお盆休み中。気付かせてくれたのは10歳年下の妹さん。 お盆休み中に住む場所を決め、引っ越しの予定も立てたそうです。

ちなみにその妹さんは結婚を機に両親の元を離れ、旦那さまのご両親と接することで自分の親が毒親であることに気付いたそうです。そして自分が毒親から開放された今はたった一人の仲の良い兄が毒親の犠牲になっている、そう思って兄を救うべく行動に出てくれたそうです。

同僚が言うには「自分は親の言いなり。お金も含め、支配されている。口答え出来ないように子供の頃からずっと圧力をかけ続けられた。子供の頃から何時間も人格否定を含む恫喝をされ続けたから自分が悪いと思っていた。」と。 「言い方は悪いけど、洗脳されてたと思う。」と。

その話を聞いて真っ先に思い出したのが息子が立てなくなった頃のこと。 夫は主に勉強のことで息子を恫喝し、私も勉強しない息子が悪いという理由で息子を庇いませんでした。そして立てなくなったことで、ようやく自分たちがしでかしたことに気が付いた始末。

それを思い出し 私「私も旦那さんも毒親なんだよね。だから息子が立てなくなった。でもそうなるまで全く気が付かなかったの、だって息子の為を思って色々口出ししてたから。息子が将来困らないように、人に笑われないように・・・そう思ってのことだったんだよね。正直まさか自分が毒親になるなんて思いもしなかったし、当時は気が付かなかった。」

私のその言葉に対し、 「毒親だと気付けた人は本当の毒親じゃないと思う。◯◯さん(私)はそういう人ではないと思う。うちの親、いまだに自分たちは正義だって言ってる。自分たちがおかしいなんて微塵も思ってない。それが怖い。」 同僚はそう言ってくれました。

毒親に育てられながらも世間一般でいう問題のない子に育つケースはすごく多いと思います。不登校になるわけでもなく、問題行動を起こすわけでもなく、自らを傷つけるようなこともなく。 子どもがそれなりに育てば、親も自分の子育てを肯定はしても否定はしません。結果、自分が子どもたちに対して行ってきた理不尽さえも肯定してしまうのではないかと思います。

息子のことがあったから私たちは「毒親」だと気付くことができた。 でもいくら子どもがSOSを発しても自分たちに非があることを認めない親も沢山いるんだろうと思います。 ここで気が付けるかどうか、そこが本当の毒親かどうかの分かれ道なのかもしれません。