夫が中学時代に見た衝撃的な体罰

こんにちは!ぽちママです。

昨日に引き続き、人間をやめて猫になりたい夫(たまちゃん)の中学時代の話です。

昭和時代と平成初期は体罰など日常的に行われていました。 あまりにも日常的すぎて、先生が生徒を叩くことに疑問など感じないくらいでした。

ですがそんな環境にいた夫でさえ驚く、衝撃的な体罰があったそうです。 その体罰を行ったのは昨日ブログで書いた例の陸上部顧問。

ある日、夫の中学校で喧嘩が起こりました。 1対1での喧嘩に決着がつこうとしていた時、数人の生徒がその喧嘩に加わりました。 そしてあろうことか劣勢になった生徒に対して途中から加わった生徒が暴力を奮ったのです。

喧嘩収束後、その教師が教室にやってきて、途中から喧嘩に加わった生徒に名乗り出るように伝えました。 そして手を上げた生徒が一人。

直ぐにその生徒は別室に連れて行かれました。 そしてしばらくして戻ってきた生徒の姿を見た夫は絶句。 なんと白い体操服が血だらけだったそうです。

鼻血、そして口を切ったであろう出血だったようです。

喧嘩に加わり、負けた生徒に暴力を振るうなどあってはならないこと。 でもそれをまた暴力という手段で罰する対応も絶対にあってはならないこと。

先生が体罰を行うことは、正当な理由があれば暴力は正当化され容認されるという意味になる。 またよく聞かれる「愛のある体罰」という言葉、これもまた「愛」を盾に暴力を正当化しています。

もしかしたらその子にも、その子にとっての正当な理由があって喧嘩に加わったのかもしれない。 でも、それでも暴力は間違っている。 正当な理由があっても暴力はいけないことを指導するのが子どもを導く大人の役目。

夫の親戚はほとんどの教師が赴任を躊躇うほど荒れている中学校に勤めていました。 強い教師でなければやっていけない地区にある中学校。 その中学校で生徒指導を行っていた親戚は、生徒に暴力を振るわれて病院にお世話になったこともあります。 どんなに暴力を振るわれようと防戦一方。 絶対に手を出してはいけない、暴力を正当化してはいけない、と。 その方は生徒に人気のあるアイドルグループや芸能人の勉強も沢山して、なるべく生徒の気持ちがわかるように、寄り添えるようにと色々な努力をしていたそうです。

夫が見た衝撃的な体罰も、夫の親戚が生徒に病院送りにされていたのも同じ時代。 同じ時代に同じように教師をしていても、ハッキリと生徒対応への差を感じます。

どんな時代でも良い先生もいればその逆もいる。 子どもが大人になった時にどう記憶に残るのか。 自分の子供達が良い先生に出会えると良いなぁと心から思います。