人間関係の解決方法は人それぞれ。自分にできる最善策で十分。

こんにちは!ぽちママです。

息子はマインクラフトが大好き。

でも息子は以前一度、敢えてアカウントを変更しています。 今まで残したインターネット上の自分の痕跡を消すためにアカウントを購入し直したのです。 ネット上での人間関係の範囲が広くなり、窮屈になってしまい、色々なしがらみが出てきたのが大きな理由だったと思います。

そしてまた先日、再びアカウントを変えたいと言い出しました。

息子が言うには、最近よく遊んでいるサーバーの人たちとの距離感が難しくなってきた、、、と。 チャットをしたり、チームで戦ったりと楽しく遊んでいましたが、掟破りをする人が多くなってきており、注意もできないし、楽しくも遊べない。 サーバー主にはもう抜けることを伝えて抜けはしたものの、ネットとは言えどこでまた知っている人と会うかも分からず、不安があるというのです。

でも私や夫からすれば、現実問題としてこの先いくらでもあるような問題。 人間は忘れる生き物なのだから息子のことをこの先覚えている人だって居ないかもしれない。 そもそも問題など起こってもいないのだから現実的な攻撃を受けるとも考えられない。 たったそれだけの関係にも関わらず、本名もわからない人を莫大な時間を使って探し出す人も居ないだろうし、執着してくる人も居ないと思ったほうが合理的。 こんなことで、その都度アカウントを変更していては切りがない。

息子とそんな風に話をしました。

その話し合いの中で ”スルースキル” というワードが出ました。

気にしているのは自分だけで、他の人は自分が考えているほど自分のことを気にしていないし、”スルースキル” を身につけることが一番楽に生きれる方法である、と。

でも出来ないものは出来ない。 だからやっぱりアカウントを変えたい、と息子は言い続けました。

正直なところ、スルースキルは上級者向けだと思います。 私もまだまだスルースキルが足りないと自覚しています。 HSPであり、思春期真っ只中の息子には更にスキル習得はハードルが高い。

だから気持ちを切り替え、今の息子に出来る範囲で対応させるしかないと考え直しました。 それにはまず本人が今回のことを踏まえて今後どうしようと考えているのか、それを知ることが大切。

私「アカウントを変えても、きっとこの先も同じことが起こる確率は高いよ。それをどう防ぐ?」

息子「あまり近づきすぎないようにする。距離感が失敗したから。」

今の息子にとっては人との距離感を保つことが最大の防御策。 誰かと揉めても相手に自分の気持ちを伝えることが出来ない息子。 そのストレスを外にも出せず、自分の中にどんどん蓄積していきます。 だから最初から揉めないように、近づきすぎないように、という対応策になったようです。

まだまだ息子は14歳。

スルースキルはまだ習得できないとしても、今できることをやるしかない、そう思いました。