みんなが楽しそうにしている様子を少し離れた場所から眺めるのが好きな息子

こんにちは!ぽちママです。

HSC気質の息子はみんなが楽しそうにしていても、その輪に入ることがなかなか出来ません。 昔から言っていました。 みんなが楽しそうにしているのを少し離れた場所から眺めているのが好きだ、と。 それだけで自分も十分楽しい気持ちになる、と。

みんなと一緒に楽しめばいいのに・・・と何度も言ったことがあるのですが、その度に「みんなが楽しいそうにしているのを見るのが好きなの」と息子は言っていました。

中に入っていく勇気がない、悪目立ちは絶対したくない、自分が失敗したりすると他の人に迷惑がかかる、うまく言葉を繋げないから浮いてしまう、人見知りが強烈なので緊張する。

考えられる理由をあげるとキリがありませんが、とにかく息子はいつも外から眺めているんです。

最近、息子のその気質を改めて思い出す出来事が有りました。 それはN高の体験授業に参加したときのこと。 本来ならアプリでやる授業ですが、体験ということでzoomを使ってやりました。 N高の授業は生授業で双方向通信。 だから体験の時もzoomのチャット機能には他の参加者たちがどんどん発言をしていました。 するとそれをちょいちょい見ていた息子が時折楽しそうな表情を浮かべていたのです。

自分は参加しながらも発言する必要はないので他の人に迷惑を掛ける心配はないし、他の人の顔も見えないので緊張もしない。 でもみんなが楽しそうな様子はチャット欄を見ていればわかる。 だから自分も安心して穏やかに楽しむことが出来る。 息子にとってはこの距離感が安心するための絶対条件なのかもしれません。

体育大会の数日前から不安を訴えていた息子は体育大会当日から不登校になりました。 リアルに自分の出来が周囲の人に影響を与えてしまう行事は、息子が不登校になるには十分すぎるキッカケだったのかもしれません。

協調性を養う、一つの目標に向かって団結力を高め、みんなで達成感を味わう。 それはそれで良いことだと思います(これが組織力の全てでも有りませんが)。

ただ息子にはそれが苦しかった。

協調性がないと言われようがなんであろうが、息子はそういうタイプではない。 それを否定する訳でもない。 ただそこには入れない気質というだけ。

その気質のまま安心して学べる環境、それが必要だと改めて感じました。