【お勧め本】思春期の子に、本当に手を焼いたときの処方箋33

こんにちは!ぽちママです

今日は、以前私が読んだ本のご紹介です。
息子が転換性障害を発症した時、色々な本を読みました。
その中の1冊がこちら。





著者は北九州市で養育里親やファミリーホーム代表として、非行や虐待などで傷ついた子どもたちを17年間受け入れてきた土井高徳さん。
1954年福岡県北九州市生まれ。土井ホーム代表。学術博士。北九州市立大学大学院非常勤講師、福岡県青少年育成課講師、京都府家庭支援総合センターアドバイザー等をされてきた方です。

息子への接し方を誤り、目の前で転換性障害を発症させてしまった私はどうすれば息子が回復してくれるか、どうすればもう一度息子と親子としてやり直せるか、藁にもすがる思いでした。

その中で手に取った一冊。
この本を読んでまず思ったのが、私の息子への接し方が典型的なほど良くなかったということ。
でも同時に思春期を迎えていてもやり直せる、そうも思いました。

この本には子どもへの対応の仕方が事細かに書いてあります。
例えば朝起こす時の声かけは壊れたラジオ作戦。
ひたすら一本調子に「起きて」と言うこと。
子どもが起きてくれないと親はどんどんイライラして口調も強くなり、最後には「何時だと思ってんのよ!」と怒鳴ってしまいそうになるところですが、そこはグッと我慢。
どんなに遅く起きてきても「おはよう。ご飯できてるよ」と明るく声をかけてあげる。
起きれなかったことで家族内の雰囲気を悪くしているとか心苦しい思いをさせないことで、気持ちよく1日をスタートさせることが出来ます。

勉強の時は子どもの態度や姿勢などに着目しないこと。
親が勉強をするように言うと、子どもは大抵嫌々やります。
どうしても子どもの態度や口が悪くなったり、ダラけた姿勢でやっていたり。
その時に親はついつい悪い態度やダラけた姿勢に腹が立ち、注意をしてしまいます。
そうなるとせっかく勉強をした子どもの努力は無視され悪いところのダメ出しで終わってしまう。
これで勉強の負の連鎖の出来上がりです。
態度が悪かろうが姿勢が悪かろうが、嫌々ながらも子どもは頑張って勉強に向かった、まずは親がここを認め、ダメ出しは行わない。
そうすることで勉強=親からのダメ出し、と言う負の連鎖を食い止めていくことが出来ます。

他にも色々なことが書かれています。
・叱る時は簡潔に。ぐちぐち言わない。あとを引きずらない。
・子どもの好物を準備。
・子どもが話し出したら徹底的に聞く。
などなど、本当に参考になる内容が盛りだくさんでした。

全てをこの通りにやるのは難しいです。
それまでの私自身の価値観が邪魔をして最初はうまくいかないことも多かったです。
親はきっと親自身が育てられてきた時のように子どもを育てていると思います。
だからその育て方を切り捨てることが必要。
そうやって続けていくうちに自分の心も解きほぐれ、無理せず対応できることも増え、いつの間にか自分の子育てに対する拘りもなくなっていきました。

お子さんへの対応に困ってらっしゃる方の一助になればと思い、紹介させていただきました。

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