避けてきたことにチャレンジする! 〜ペアレント・トレーニング〜

こんにちは!ぽちママです

昨日はペアレント・トレーニングを受けました。
今回で最後のペアレント・トレーニング。仕上げです!
最後のお題は「避けてきたことにチャレンジする」でした。

最後ということもあり今までのペアトレで親子関係が改善されたことを前提に進んでいきます。
親子関係改善のための親の対応はざっくりと下記の通りです。

①思春期の子どもに確認と教示は不要
②絶対にこれだけはやってほしい、親がそう願うことだけを子に求める
③子どもの出来たこと、良いところにのみに目を向けて認める
 (悪態つくようなことがあっても結果的に宿題やお手伝い、片付け等が出来ていれば、その出来た部分だけを取り上げて認めるようにする)

こういったことを続け、親子の間で信頼関係が出来上がったあとに「いよいよ」です。

不登校児の避けてきたことはやはり「登校」または「勉強」になると思います。
どちらにしろ子どもにとっては相当負担のかかる内容です。

避けてきたことにチャレンジすることのステージモデルは次の通りです。
①無関心期
②関心期
③準備期:変化のための学習や心の準備期間(半年〜1年)
④実行期:行動修正の実践(半年〜1年)
⑤維持期:安定的に実行したことを維持できる

①無関心期
 まだ本人の気持ちがないので、何も出来ません。
②関心期
 本人が避けていること(登校や勉強)について少しだけ関心をもつ時期です。
③準備期
 子どもが「そろそろ行動しないとな」と考える時期です。
 でも考えるだけで行動には移せません。
 「明日は学校に行く」と言っても実際には行けなかったり、「勉強が必要なのはわかってる」とか言っても実際にはできず、心の準備をしている期間です。
④実行期
 実際に学校に行こうと制服を来たり、実際に登校する日があったり、という期間になります。
 うまくいく日もあれば、いかない日もあり、修正をくわえながら実行できるようにトライアンドエラーを繰り返す必要がある時期です。
⑤維持期
 うまく実行することができる日が続き、本人の気持ちも安定し、その状態を維持できる期間です。

もうお分かりだと思いますが、④実行期に色々と試行錯誤をする必要があるそうです。
例えば我が家だったら勉強なので、勉強の動機付けをしてみたり、その画面を開くだけ開いてみたり、1問だけ解いてみたり、他の教科に変えてみたり・・・うまくいかない理由を考え、どうすればうまくいくか、いきなりハードルが高くなっていないか、そのようなことを確認しながら試行錯誤をします。

目標が登校であれば、朝起きてみる、その時間に玄関に立ってみる、外に出てみる、途中まで行ってみる、校門まで行ってみる、保健室に行ってみる。
このようにスモールステップで進むことになります。
そしてそのスモールステップを最低でも4回は成功させ、その4回が出来たら次のステップ、というように子どもの様子をみながら進めていくことが肝心だそうです。

そして何より大切にしないといけないことは、安心安全な環境で進めること。
そして成功させるために子どもが考えていることを決して否定しないこと。
そして出来るだけ親が譲ること。
さらに、こちらが出す提案は出来るだけユーモアを含んでいること。
子どもの不安を減少させることはどのステップでも必要になるので、子どもの意思、ペースを尊重し、子どもにとってチャレンジしてみたくなる内容を考えるのが良いそうです。

我が家にとっては先ほども書きましたが「勉強」です。
先日のブログでも数学の動機付けをしたという記事を書きました。
そして息子は少しやる気を出してくれて、少しだけスマホアプリで数学の勉強をしてくれています。昨日もしてくれました。
少しずつ、少しずつ、子どもにとって負担の少ない方法で楽しく進めていきたいと思います