不登校の原因③ 〜自信と自己肯定感〜

こんにちは!ぽちママです。

今日は不登校の原因③として、自信と自己肯定感を記事にしたいと思います。


息子が中学校に入学した直後に書いた自己紹介、
私はとても胸が締め付けられる思いになったのを覚えています。

その自己紹介の用紙には、

・自分の似顔絵
・好きな教科や苦手な教科
・好きなタレントやテレビ番組
・自分の性格の良い点、悪い点
・自分の趣味・特技

などを記入するようになっています。

息子が書いた内容は

・似顔絵:メガネのみでのっぺらぼう
・好きな教科:社会 苦手な教科:数学
・好きなタレント:なし
・自分の性格の良い点:空欄  悪い点:物事をネガティブに考える
・自分の趣味・特技:プログラミング、ゲーム
・好きな音楽:なし
・好きなスポーツ:なし


他の子供達が色とりどりに書いている中、息子は黒のマジックペン1本で書いており、その上似顔絵は目も鼻も口もない・・・。
自分の性格の良い点も書けず、悪いところだけはしっかり書いている・・・。
好きな音楽も好きなスポーツも「なし」と記載。


見た瞬間に心が締め付けられ、言葉になりませんでした。
息子が抱えている闇をハッキリと見たような気がしました。


後日、児童精神科の先生に自己紹介の紙の写真を見てもらったところ、
「自信の無さが出てますね。ちょうどこの頃はまだ松葉杖で、この時期のカルテを見ると自信のなさが見えてきます」
とのことでした。


きっと息子は、成長するにしたがってどんどん自信を失ったんだと思います。
この原因は私たち両親。間違いなく。
息子の偏りのある気質を治すべき気質だと思い、苦手なことを出来るようにさせようと無理をさせていたことが最大の原因だと思います。

中学校入学が迫るにつれて、私たち親からのプレッシャーが増していきました。
日々苦手な勉強を強要され、3歳下の優等生タイプの妹と比べられ、自分が好きなゲームでは共感してもらえず、ほとんど褒められることなどなく、指示とダメ出しだけで日々が過ぎてゆく・・・。


こんな生活では自信など育つはずがありませんでした。


その自信の無さが自己肯定感を下げ、周囲の空気が悪いと自分の存在のせいなのではないかと感じ、周囲の目が怖くなり、さらに失敗してはいけないと自分を追い詰め、追い詰められることでさらにプレッシャーがかかり、少しの失敗でまた自信をなくし、自己肯定感をさらに下げる。

勉強ができなくても、スポーツができなくても、自分がここにいてもいい存在なんだと思えれば体育大会当日に行けなくなることはなかったと思います。


HSC は自己肯定感が育ちにくいと言われています。
当時の私はHSC の息子を全く理解できていませんでした。
息子は無理解な私たち親に、無理やり苦手なことをやらされて失敗経験ばかり積まされ、自信を失っていったのだと思います。

今、私たちは息子を中学校へ戻そうとは微塵も考えていません。
今息子に必要なものは「自信を持ち、自己肯定感を高め、自分がそこに存在してもいいんだと思えるようになること」だと思っているから。

これを目標に日々試行錯誤しています。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。