不登校の原因② 〜我が家の息子の場合〜

こんにちは!ぽちママです。

不登校の原因①に続いて後編です。

我が家の息子の場合は「副教科」が大嫌いでした。

5教科以外の教科ですね。

特に嫌いだったのが「家庭科」。


息子の学校の家庭科の先生は、とぉ〜っても物静かな先生で、授業中もほぼ声が聞こえないんだとか・・・。
おかげで家庭科の時間は睡魔との戦い。
中学校入学当初から家庭科のある曜日は憂鬱で仕方がなかったようです。

それでもなんとか一学期はやり過ごし、ちゃんと定期テストも受けました。


そして夏休み明けの二学期、そこからの家庭科は更に苦痛を伴いました。
なんと課題は刺し子。

しかもサイズがクッションサイズ。
それを家庭科の時間のたびに約半年かけて製作する予定だったそうです。



そして次に嫌いだった教科が「技術」

入学して最初はパソコンだったのでまだ良かったのですが、夏休み明けからの二学期は木板で作るティッシュケース。
ノコギリを使ったり、釘を打ったり・・・。

そしてどちらも完成する前に不登校



この二つの教科に共通していたポイントは

なんのためにするの?テストまでする意味ある?

でした。

私は正直、息子に共感することしか出来ませんでした。
目的が明確でなくてもそれを続けることで何かを得ることがあるかもしれない、確かにそういうことはあるかもしれません。
まずは愚直にやってみる、私たちの世代はそれで良かったと思いますし、その、愚直にやること自体が目的で評価対象になっていた時代、社会だと思います。


でもこれからの社会で必要なのはそういうことではないと思いますし、終身雇用でもないこの時代では個人で考える力が必要なのではないかと思います。

あくまで私個人の意見として、目的のわからないことをひたすらやらせ続けることは子供を思考停止にさせる危険があると思います。
思考停止してしまうと、物事の本質、目的を考えなくなってしまいます。
与えられた仕事、今習っている勉強内容、その他の活動。
なぜそれらをする必要があるのか、目的は何なのか。
それを考えられないようになってしまうと、これからの社会では生きづらくなってしまうのではないか、そんな事さえ思います。
与えられた仕事や勉強が好きならばやっていいと思います。そういうことが好きな子は、きっとその中に何かの価値を見つけている子供達です。


話が随分と飛んでしまいましたが、私は本人の得意不得、好き嫌い、興味のあるなし、そこを踏まえた上で、子供達自身が学ぶ副教科を選べるといいなと思います。
思春期脳は子供脳から大人脳になる、貴重な、揺らぎのある期間です。
その期間は特に好きなことに没頭できる教育システムになって欲しいと願うばかりです。

学ぶ内容を自ら選び、自分のペースで自ら学ぶ、それをサポートするのが学校ならば、不登校は減るのではないでしょうか。