2ヶ月に一度の児童精神科 〜息子を通したカウンセリング?〜

こんにちは!ぽちママです

久々に児童精神科に行ってきました。
以前は1ヶ月に1回だったのが、状態が安定してきた半年くらい前から2ヶ月に1回ペースになっています。

その児童精神科は息子が小学5年生の時に初めてお世話になりました。
不思議の国のアリス症候群の時です。
その時は脳に ”てんかん脳波” が見つかったため、児童精神科ではなく脳外科へ転科しました。
そしてその ”てんかん” とは別の ”転換性障害” になった時からまた児童精神科の同じ先生にお世話になっています。

正直なところ、その先生はすごく大きな気づきやアドバイスをくれるわけではありません。
でも息子はその先生の持っている雰囲気が安心できるようです。
闇雲にグイグイ来るわけでもなく、話し方も口調も柔らかくて威圧感がなく、いつも診察の最後に「うん!良いと思いますよ〜」で締め括ってくれます。

何かを指南してくれるわけではないし、解決策をくれるわけでもないけれど、それでもその先生に会うと安心できるのはきっと ”〜すべき” がないから。

私「運動をほとんどしてくれないんです」
先生「運動好き?苦手?」
息子「運動は苦手です」
先生「まぁ、苦手なことを無理やりやらなくてもね!」

夫「でもまだ走ると転ぶんです」
私「転換性障害の時の名残があって・・・」
先生「でもね、大人になってから走ることなんてそうそう無いし、歩ければ良いよね」
私「あ!そういえばこないだバスに遅れそうって走ったって言ってたよね?」
息子「あ〜、走った走った」
夫、私「あ、走れるじゃん」

終始こんな感じ。

この先生、一度だけほんの少しだけど強い口調になったことがあります。
それは息子が転換性障害になって初めての診察の時。
息子が立てなくなるまでの経緯をざっとお話しして、そして私が立てるようになる時期の見込みについて質問した時。

「ネットでは1ヶ月で、とか書いてあるけどそんなに早く立てることはほとんどありません。心の病気は時間がかかります。」

この時だけはハッキリとした口調で、まるで私たち親に釘を刺すかのようでした。
そこまで強い口調ではないけれど、でもその中に私たち親への覚悟を促す力を秘めていました。

その時のことがあるので、また私たち親が息子の人権を否定するような対応をとれば、先生はきっと止めてくれるはず。
なんとなくそんな安心感が私にもあります。
息子の診察時の様子を見て、私たち親が子どもを尊重した対応をしているかを見てくれていると。
まるで私が息子を通してカウンセリングを受けている感じ。
いつもの診察終わりの時の先生の言葉「うん!良いと思いますよ〜」は私にも向けられている気がします。
お母さん、大丈夫ですよ、と。
背中を押してもらっているようで安心できる、きっと息子も私も同じ気持ち。

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