HSCの息子には私の手の内を全て明かしているという話

こんにちは!ぽちママです

私は以前、ペアレント・トレーニングを受けたことがあります。
目的は転換性障害の再発を防ぎたかったから。
転換性障害は自分が何に不安を抱いているのかが認知できていないことも原因の一つだと言われています。
認知できていない以上、解決することも取り除くこともでききません。
そして失立失歩という状態にすることで不安を和らげると言われています。

そのペアレント・トレーニングでは私に色々な宿題が出ます。
自分の譲れないルールを一つだけ決める、とか、確認と教示をやめてみる、とか。
何回目かのトレーニング後に出された宿題が「子どもと毎日2人だけの時間を作り、不安に感じたこと、その時に思ったこと、そしてどう行動したか」を話すことでした。
不安に感じたことがなければ、楽しかったこと、嬉しかったこと、に置き換えても大丈夫だそうです。
これは、感情と思考と行動を分けて認知するトレーニングです。

ここで問題になったのが、どうやって息子と2人きりの時間を作るかということでした。
常にリビングにいる息子と2人きりになるには、夫に娘を連れ出してらう必要があります。
でも現実的に毎日そんなことをするのは不可能。
なので私は全てを息子に話し、協力をお願いしました。

「今お母さんはペアレント・トレーニングっていうものを受けてるの。
それはお母さんみたいに子育て下手っぴ親が受けるトレーニングなのね。
お母さんは子育てが下手っぴだから◯◯(←息子)の不安とかを分かってあげられなかった。
だから◯◯は転換性障害になったと思ってる。
転換性障害を防ぐには◯◯がまず何に不安を感じるかを知ることが大切らしいのね。
そのためのトレーニングとして、毎日お母さんと2人だけで5分でいいから時間をとって、感情と思考と行動について今日あった出来事の話をしたいと考えてる。
だから協力してほしい」と。

息子が不安を感じないよう、疑いがおこらないよう、私の考えていること、やろうとしている目的を全て明かしました。
目的を納得し、私の想いを受け取ってくれた息子はそれを受け入れてくれました。

結果として息子の不安認知がどうなったかは分かりません。
そもそも学校にも行っていないし、毎日の話の内容は楽しかったことばかり。
イクラでこういう魔法を作れたのが嬉しかったとか、動画が面白かったとか。
ただ同じ目的を持って5分だけでも2人きりで毎日の振り返りや考えのやり取りをしたことで、息子と私の距離はグッと近くなったと思います。
全て手の内を見せたことで息子と向き合うことができた。

それ以来、私は手の内を全て明かしています。

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