以前児童相談所に保護された娘さん家族

こんにちは!ぽちママです。

昨日はコロナ禍になってから初めての食事会をしました。 我が家と、そして以前娘さんが児童相談所に保護された経験を持つご家族。 (その時のブログはこちら

その娘さんはとにかく勉強嫌いで、中3で部活を引退してから受験まで荒れくるいました。 部活を引退して体を動かせないストレスと受験のストレス、そして思春期反抗期が重なり、母親と娘の関係は悪化するばかり。

娘さんが家で暴れることも有り、それを父親がなんとか力で抑え込むこともしばしば。 ある時抑え込もうとしたお母さんが軽く娘さんを叩いてしまい、そのことで学校が児童相談所に連絡をし、娘さんは学校で児童相談所に保護されてしまいました。

児童相談所」と聞くと色々不安にはなりますが、その娘さんの場合は相談員の方がすぐに状況を理解してくれたため1週間で自宅に戻ることが出来ました。 さらに娘さんの様子をしっかり観察し、保護者の気持ちにも寄り添った対応をしてくれたと聞いています。

その結果、娘さんが心からお母さんの愛情を求めていること、家族が大好きなこと、本当は家族皆んなでニコニコして生活したいと思っていることが分かり、お母さんも娘の問題行動に目をつむり、娘をサポートして高校入学までこぎつけました。

実は娘さんが小学2年生の時、お母さんにガンが見つかったんです。 そのため入院、手術、その他の治療で思うように繊細な娘さんに寄り添いきることがことが出来なかったと言います。 出来る範囲で最大限、子どもたちのことを想い、対応してきても、やはり物理的に色々と困難なことが多かった、と。

お母さんは昔、とっても優しかったの。 でも病気をしてからお母さんは余裕がなくなってしまって、余り甘えられなくなってしまった。 そしてやっと病気が一段落したと思ったら、次は祖父母の介護が上乗せ、さらに仕事も復帰してお母さんはやっぱりいつも忙しい。 お母さんに優しくしてもらいたい、可愛がってもらいたい。

娘さんは児童相談所に保護された当時、相談員にそんな話をしたそうです。

そして昨日、久しぶりにそのご家族とワイワイと食事会。 とっても仲の良い家族でした。 1年前、あんなに荒れて弟に手を上げてお小遣いを奪い、父親が全力を出さないと抑えられず、自分でもイライラの暴走を止めることが出来ないと言っていたのが嘘のようです。

今ももちろん勉強嫌いはそのまま。 課題の提出もしたりしなかったりだし、赤点だらけ。 でもその難局を乗り越えたお父さんお母さんは強いもんでした。

「あの子の人生だから。退学するにしろ、留年するにしろ。変わってあげられないからね〜。やりたいようにやれば良いよね。」と。

まさしく雨降って地固まる

良いご家族だなぁとしみじみと思いました。