ウロウロしながら話す息子

こんにちは!ぽちママです。

息子は話をしてくる時、大抵ウロウロしながら話をします。 私の周りをウロウロしながら、キッチンの周りをウロウロしながら、あっちにウロウロこっちにウロウロ。

正直昔は息子にウロウロされると私自身が落ち着かなくなり、ちょっと不快に感じていたころもありました。 以前は時々息子に「ちょっと落ち着いて話して。」など言ったこともあります。 その時息子は「あ、あぁ。」と一瞬は止まってくれますが、次の瞬間にはまたウロウロとし始めました。 そんなことを何回か繰り返してみて「この方が息子にとってやりやすいから止まらないんだ」と考えるようになりました。

息子の発達特性は視覚優位で、言語能力は低いほうです。 だからきっと息子の頭の中では伝えたいことがしっかりイメージできていている。 でもそれを言葉にするのが難しい。 その難しさから息子にストレスがかかり、そのストレスの発散がウロウロ歩く行為に繋がっているのだと思います。 私が見ているとそのストレスは「言葉の順番」と「ぴったりの言葉の選択」にあるように感じます。

伝えたいことは息子の頭の中ではイメージの塊であります。 それには順番などなく、全てが一気に表現されているんだと思います。 ですがそれを誰かに伝える時は順序立てて説明していかないと話を聞いた人がイメージを作ることが出来ない。 そのためにまるで絡まった毛糸を解くように順番を間違えず慎重に糸を引き出す、そんな感じで話しているように感じます。 また息子はよく「これなんて言ったら良いんだろう・・・」と言います。 息子のイメージを言語化するためのピッタリの言葉が見つからず、それもまたストレスなんだと思います。

息子はきっと必至で伝えようとして「伝われ!!!」と強く思って私たちに話している。 でもなかなか伝えることが難しい。 理解して欲しい、一緒に共感して欲しい、だから伝わってほしい。 きっとその思いがあるからこその「ストレスとウロウロ歩き」があるのだと思います。